新店舗物語3:田鉄産業

フローリングの木が決まりました。 材の供給は、秋田県の田鉄産業さん。20種ほどの広葉樹を扱っており、 全国木材組合連合会により証明された国産の合法木材を取扱い、違法伐採された 木材は、一切取り扱わないポリシーと聞きました。 http://www.seizai.jp/mukukenzai/ 原木から製材、加工まで、一貫しておまかせできる製材所です。

期せずして、白神こだま酵母のふるさと・秋田から店舗内装の木材も届くことになりました。

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樹種は、オニグルミ。これを、幅広のフローリング用にしてもらい、天然塗料で、少しダークな色に染めていただくことにしました。

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無垢材だから、アレルギーのあるお子さんにも安心。パンにも安心です。

使い込むほどに味が出て、いい色に変化していくのも無垢の特徴。 フェアウッドさんは、こちらのイメージを丁寧にヒアリングしてもらい、 店舗全体のイメージに応じた樹種の選定から、価格の相談までコンサルティングしてもらいました。 また、開店後の手入れ方法についても、ていねいにアドバイスいただきました。

通常は水拭き。内装用クリアーオイルを使って、定期的にモップなどで塗ると、表面が固く保護され、土足でも 安心だそうです。

現場に届いたら、いっきに貼らないと、反ってしまう可能性があり、内装をおまかせしているlIfe & Smileさんと 細かくつめて、納入日を決めていただきました。 こうしたきめ細かい対応も魅力です。

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そもそも無垢の国産材にふみきったのは、FoEジャパン事務所のフローリングを拝見したのはもちろんですが、 フェアウッドのKさんが、最近自分のおうちをリフォームしたいきさつをお聞きしたことがきっかけです。 以下は背中を押していただいたメールからの抜粋です。勝手に掲載いたします。 (その後、壁も漆喰にすることになりました。)

環境のために・・と同時に、自身の気持ち良い暮らしのために(パン屋はお客様のために)、多くの人が選んでいくといいなと思います。

「ぼくは約3年前に中古マンションをセルフリフォームして住んでいます。 床はすべて山形の無垢の杉板(12mm)を知り合いの森林組合さんにサイズ指定して挽いてもらい自分で貼り、  壁・天井はすべて漆喰を友人の左官職人さん達と塗りました。漆喰は材料調達や調合にも立ち合い、 色調整も一緒にやりました。その中で、どこまで天然の材料でやれるかこだわりぬくことができ、 本当にクリエイティヴな過程でした。

暮らしている実感として本当に驚くのは、とにかく空気がいいということです。 杉板は、夏に近づくにつれて水を吸って膨張していきます。 漆喰も目には見えませんが水を吸ってくれています。 なので夏をとおして家の中はカラッとして快適です。暑い外から帰って玄関開けると、ヒンヤリ涼しいです。 クーラーはたまにどうしても暑いときに1時間つけるぐらいがせいぜいです。 ただし、窓から直射日光が入らないようにするなど、それ以外の工夫も必要ですが。 冬は窓の結露などでカビが発生したりすることもありません。 結露してもすぐに床や壁が吸収してくれます。床や壁が呼吸してくれることによって、 年間通じて湿度の差を抑えてくれて快適に過ごせること、この調湿効果がなにより予想以上に大きく、  湿度が快・不快に与える影響の大きさを実感します。 そして、接着剤をはじめとする化学物質を一切使う必要がないこと。これも大きいです。 シックハウスフリーです。その他、見た目や肌触りなど、他にも良いところが沢山あります。 キリがないのでこのくらいにしますが、もしご興味あれば参考にわが家に見に来てください。」

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