【報告】パン屋ギャラリー１４４　M.HONDA 水彩原画展　2023_07

2023年8月10日

223年6月27日～7月8日
パンオスリール店内ギャラリー、この地で最後の展覧会は、初めてのアーティストさん。
心休まる水彩画の世界です。

（※写真は、M.HONDAさんのブログやFacebook、お客様からお借りした写真を含んでいます※）

開催に当たって　作家より・・・・・・・・・・・・・

2000年より水彩画を始め、23年が経ちました。これまで様々な絵を描いてきましたが、その題材は（依頼された絵を除く）自分が描きたいと思えた対象だけです。

美しいものはもとより、毎日の生活の中での何気ない一瞬にもその対象は現れます。その一瞬を絵に表すのは、特に水彩画は直しが効かないので難しいのですが、逆に偶然の力（水と空気の力？）にも助けてもらって仕上げています。１枚１枚自分としては愛おしい絵たちですが、ここに来て頂いた方にも、見て楽しんでいただければ幸いです。

心に深く届いた景色を・・

美大卒業後、長年、クルマのデザインを手掛けてきた M.HONDA さん。プライベートでは、自然や身近な動植物を描いてきました。

初夏の花、木々の中で休む鳥たち、
砂浜の風景、湖や山々
窓辺のネコ
そして、カフェスペースの壁面いっぱいのかわいいフォルムのクルマたち。

題材は様々なようで、統一感があります。それは、全作品が、優しい色合いの水彩画であること。そして、Hondaさんの心に深く届いた対象であるからではないでしょうか。

それぞれの作品の傍に記されたキャプションにも、対象への愛おしい気持ちが綴られていました。

ギャラリーと作品全体は、こちらの動画をどうぞご覧ください。

https://www.instagram.com/p/CuZLdPOuaey/パン・オ・スリール(@pain_au_sourire) • Instagram写真と動画

初日から、友人の皆さんはもとより、パンを買いにきたお客様も、一目惚れして、次々と購入されていきました。

アートとパンと、お客様

今回の個展で最も感じたことは、パンを買いに来るいつものお客様たちの反応です。アートを鑑賞することを楽しみにしている方々に限らず、多くの皆さんが、吸い込まれるように絵の前に立っていたこと。そして「私の1枚」を見つけていったこと。それぞれの人の心の中にある心象風景が、1枚の水彩画という形で、目の前に現れたと感じている・・そんな印象を持ちました。

InstagramやFacebookをみて、家族で「海の絵」を選びに来た方もいらっしゃいました。パンオスリールのスタッフも、OBも、「素敵な絵」「何か懐かしい」と、「私にとっての1枚」を選んでいました。