2023年2月。いよいよ9回目。9年目となる、ハートの展示が開催されました。西村さんはハートだけを書き始めて10年になるそうです。ということは、1年足らずの時からパンオスリールで個展を開催し続けてくださったと言うことです。
その間、いろいろなことがありました。西村さんも、パン屋も、社会も・・・。
続けていくことの力を、今年も魅せてくれるでしょう。力強いハートと、あたたかい作家の2023年のスタートでした。
今回のレポートは
今回のレポートは、西村公一さんのSNSのつぶやきを交えながら写真でご紹介します。
開催にあたって 作家 西村公一より・・・・・・・・・・・・・・
2月7日から25日まで、渋谷のパン屋さん#パンオスリール にていつもの個展です。今回で9回目。 @pain_au_sourire 2015年から毎年この時期にやらせていただいてます。ハートを描き出して今年で10年目。この毎年の個展から始まったことが沢山ありました。この10年でハートを描く意味も変わっていったと思います。いまだに、「何故ハートを描くのか?」の問いに上手く答えられないのは、常にその意図や意味は変わり続けているからだと思います。一番最初のきっかけよりも沢山の気づきや経験を通して学ばせて頂いてきた10年間でした。ハートを描くきっかけと現在のハートは掛け離れたものであるようで、根っこのコンセプトは変わらない。変わらなさ過ぎるのも難点でお見せ出来るものはシンプルでありきたりのハートになってしまうかもしれません。変わらないことと変わり続けること。今回も至ってハートなんですが、まだまだ探求し続けている姿を見せれたらと思います。
1年かけてあたためる
西村さんは、1年中、ハートのことを考えています。街や、会場や、カフェや、バーや、病院や、役所や、ホテルや、あらゆる場所で、ひとつひとつ、その場におけるアートとしてのハートの存在と人との関わりについて哲学しています。
パンオスリールでの個展も9回目。1年かけて考えるともいえるし、一瞬で仕上げるともいえるし、でもやはり、人生をかけている、というのがふさわしいのかな。
西村さん SNSより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2015年から始まったスリールでのハートの個展。
今年はハートを描き始めて10年目。
雪かきばかりやって、珍しくスロースタートな一年の始まりですが、今朝、
9とheartで素敵な楽曲と出会い
ちょっとやる気が出て来ました。
10年目のドローイングを中心に組み立てようか、どうしようか、と様々に悩み中ですが、スリールでの個展は毎年その年の活動を占うものであります。
頑張らねばー!頑張ります^_^
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雪かきもようやくひと段落で
ようやく今年の #nineheart を描いている。
今までとはちょっと違うドローイング。
いろいろ使って描いてます。
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搬入とウィンドウアート
西村さんSNS・・・・・・・・・・・
個展飾り付けのために東京へ前乗り。
今までは近所に住んでたから
何の苦労もなく個展していた。
遠くから、しかも直前の今朝まで雪かきしていてこれで大丈夫か?とか、
今からホテルでやれる作業は?とか
今から考えることもいっぱいある。
同じくここで個展する関西の仲間、徳さんや近松さんの苦労を身をもって体験しております。
^_^
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そして、毎年恒例のウィンドウアート。アーティストがキットパスを使って窓に絵を描くことは、今やパンオスリールの定番となっていますが、はじまりは西村さん。コロナが蔓延する前は、ワインやパンを傾けながら、お客様を呼んでライブパフォーマンスを披露してきました。ここ3年は、パン屋の独占のライブとなっています。誰にもまねできないほどのキットパスの使い方。体力も要しますが、今年は旭川移住で鍛えた雪かきのトレーニングの成果か、素晴らしいパワーでした。
動画はこちら
Koichi Nishimura(@nissyart) | Instagram
西村さんより・・・・・・・・・・・・・・
そう言えば、昨日気づいた。
キットパスの「個体差」
同じ色でも年代や保存状況によって色に個体差がある。
特に #ライスワックス になってからは、柔らかい色が作られているが、2015年頃のキットパスは色が濃い。
練りの硬さも微妙に違う。
その個体差を利用して同じ色でも何本も試してみながら、今回は描きました。
長年の蓄積されたキットパスがこのように役立つ時もある。
「個体差」は敢えて楽しむ。
それでいいのだ!^_^
Koichi Nishimura(@nissyart) | Instagram
今回のキットパスによるウィンドウアートのハートは
高さと配置だけ測って型紙などは使わずに
9個を3時間で描いてます。
ということは、ハート一つ20分。
当たり前なハートを嫌って描いてきて
自分自身の当たり前と向き合って
あえてスタンダードに当たり前なハートを描く。
訳も分からず、探りながらハートを描いてきて10年。
今ではその描く意味は
自分1人が描くハートから
誰かが見つけるハートへ
その為には、自分の行いは極力ニュートラルに見せて
カタチもスタンダードを作り続ける。
個のアートは大勢の人にあまねく同じように見せるのではなく、それぞれの個に届く工夫やスキルを学び続けなくてはいけない。
まだその途中。
でもそのことをハートは教えてくれた。
ハートで繋がった皆さんに感謝を込めて
ドローイング、マスキングテープ、紙に、キャンバスに、多様な表現
一つ一つの会場で全力を尽くす西村さん。パンオスリールの会場を誰よりも知り尽くしている彼ならではの、一寸の狂いもないディスプレイ。
様々な画材を屈指した、2023年2月のハートの数々です。
9周年のハートは店頭に
皆が集う日々
ファンの皆さんの手作りのハートも並び、次々と再会を楽しみにアーティスト仲間がやってきました。西村さんは、せっかくの雪かきダイエットの成果を台無しにするほどパンを食べ、楽しく語らい、アート談義に花を咲かせました。
定休日。スクランブルスクエアで打ち合わせ中の西村さんから写真が。パンオスリールのハートが見える!と。大都会シブヤの片隅にある小さなパン屋。ここで人生かけたパン作りと、人生かけたハートを披露する人がいた記録。
西村さんより・・・・・・・・・・・・・・・
今回の #パンオスリール の #ウィンドウアート は
並べてみたくなるくらいお気に入りだった。
型紙など使わなくてもここまで描けるようになった。
おそらく今までで一番のハートだが
もう消してしまったからこの世にはない。
これをより具現化する努力をしなくてはいけない。
という記録。
@pain_au_sourire 9周年おめでとうございます。
そして、来年は楽しい10周年を一緒にお祝いしましょう!
そのための一年の始まり。
西村公一・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Drawing Heart 画家 (Painter)
Artist Koichi Nishimura
出身校: 愛知県立芸術大学 美術学部油絵科
港区在住
旭川市出身
既婚https://www.facebook.com/rsrc.php/v3/yE/r/1vG8TmVS7k6.png
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