●●パン・オ・スリール15年の物語●●(ただいま執筆中)

2010年に、チェコ料理店の片隅で一人で始めたパンオスリールは、屋台や小屋を経て、ベーカリーカフェに発展し、15年が経ちました。皆様の変わらぬご支援に、感謝申し上げます。

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第0章 ~2010 独学でパンをつくりはじめる プロジェクト名は「週末パン屋 on sundays」

当時のブログはこちらです 週末パン屋 on sunday
http://onsundaybake.cocolog-nifty.com/

サラリーマン時代、転勤に伴い、有名なパン屋さんのマネジメントをすることになった店主。「パンの作り方がわかったら、仕事に役立つかもしれない」と、明け方から厨房の見学をしているうちに、自分でも作ってみようと思い立つ。

家にあった家庭用の料理本を片手に、パンを作り始めました。その後、天然酵母にも関心は深まり、干しブドウを水につけて、 お風呂場で発酵するなど、実験。毎週末に独学でパンを作る日々。

あるきっかけから東京でで1件だけのチェコ料理名店から声がかかり、チェコ人のシェフから、「チェコのパンを作ってほしい」という依頼を受けました。

チェコにも行ったことがない、 チェコのパンを食べたこともない、レシピもない中で、出来上がったライムギパン。これだ!と言われた時のうれしいショット。

チェコ料理店 cafe ano のシェフたち 


第1章 2010年~2012年 パン・オ・スリール スタートは「屋台」から


チェコ料理店「カフェano」で、パンがおいしいという評判になり、店内で、数種類のパンを販売するようになりました。その後、店の軒先に本箱を置いて、週末に販売を始めます。同じビルの家具屋さんや、ご近所の原宿で働く人たちが買いに来るようになりました。



パラソルも設置して、看板も出して、だんだん本格的に。月曜~金曜はサラリーマン。土曜は屋台で販売、その日は徹夜。日曜日は妻の職場の敷地内で開催され始めたファーマーズマーケット@UNUでブースを出す日が続きました。

家族も、日曜日は販売スタッフに。

2010年12月。シュトーレンの予約が殺到したのをきっかけに、満を持して、パン屋に専念することになりました。チェコ料理店カフェanoの一角を借りて、オーブンを置かせてもらい、毎日ひたすらパンを焼き、屋台に立つ日々。雨でも雪でも、ここにパン屋があるということを知ってもらうために、休まず開店しました。このころに、店名を「Pain au Sourire」と改名。


● ★強力な助っ人 webとちらし、キャラクター誕生秘話

チェコ料理店と軒先の屋台、ファーマーズマーケットでがんばっていたころ、友人の広告クリエイターが、名乗りを上げてくれました。テレビコマーシャルの仕事をする(のちに映画監督に)Aさん。仲間を集めて、まず、ロゴとキャラクター、そしてパンフレット、ウエブサイトにいたるまで、ボランティアで買って出てくれたのです。店がないからこそ、きちんとしたサイトやパンフレットが必要というアドバイスをありがたく受けることにし、今につながるキャラクターが誕生しました。撮影大会、パンの試食会、楽しい思い出があります。

このあたりまでは、ブログ「週末パン屋 on sunday」にてブログを出しています 
週末パン屋 on sunday
http://onsundaybake.cocolog-nifty.com/

2011年3月、東日本大震災により、チェコのスタッフは帰国。お店は休店となりました。向かいのお宅のご厚意で、路地を挟んだ反対側に、本箱とパラソルを移動。キッチンはカフェanoを引き続き利用させてもらって、営業は続きます。

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第2章 2012年~2014年 屋根のある「小屋」を建てました

2012年、それまで毎週かかわっていたファーマーズマーケットさんからのお声掛けで、表参道・青山通りに面した空き地ににこれからつくる「246コモン」への出店を決意。広い空き地に、思い思いの小屋を建てて、八百屋さん、花屋さん、カフェ、レストラン、眼鏡屋さんなど、楽しい横丁を作る計画です。

“森の酵母”にちなんで、小屋にいっぱいの枝を張り付けて、森の中のような小さな小屋を建てました。スタッフひとりと、お客様1~2名が入ったら満杯の小屋ですが、やっと、屋根のある場所へ。思い切って、冷暖房も付けました。

厨房は別につくり、一日に2回、小屋へパンを運びます。電話をひいて、スタッフがわからないことは(粉のこととか酵母のこととか)電話でお客様と話しました。家族は日曜日には店番。店主は、オーブンのある厨房の横の部屋に寝起きし、仮眠するとき以外は、すべてパン作り、または配達という2年間。

そのころはじまった、世田谷パン祭りや、環境系のイベントにもたくさん出展しました。

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第3章 2014年~2013年 ベーカリー&カフェ&ギャラリー へ

2014年2月。246コモンは終了しました。契約期間を終える前に、厨房のすぐ近くに店舗を発見!洋服屋さんだったガラス張りの店。

思いのほか広かったことから、パンの販売に加えて、カフェも併設。さらに、壁をギャラリーに、イベントにも使用してみようと、夢は広がります。


トータル10年、この店で、手探りの新しい冒険が始まりました。独学でパンを修業した店主と、自己流でサンドイッチづくりやギャラリー、イベントを手がける店主の妻と、後方で支えてくれる家族の10年です。

誰のまねでもない、何の流行も追いかけないのは、向こう見ずともいえるし、誇りでもあります。お客様や、スタッフや様々なパートナーとのコミュニケーションの中からひとつひとつ積み重ねていった日々でした。

●強力な助っ人 フェアウッド

屋台の前からのお知り合い、フェアウッドカフェさんは、森林保護を目的とした政策提言や、身近な国産材を使った家具や食器の販売など多岐にわたって活動する環境プロジェクト。店主の妻の方の仕事関係の知人でもあり、屋台を出していたチェコ料理屋さんの2階の家具屋さんを通じてのお客様でもあります。小屋でもマグカップやお皿の販売をしていましたが、今回は、本格的に、新店舗の内装を一緒にすることに。店の床も壁もパン棚やテーブルなど、すべてを国産材や環境に配慮した自然素材にこだわりました。

詳細は、こちらです 新店舗物語1~9 
新店舗のこと – Pain au Sourire

パンとカフェと・・

やっと見つけた、自宅近くの物件は、想定外に広い。古いビル、プラス洋服屋さんと事務所だったことから、厨房をつくるのに大変大変、骨を折りました。

これまで、厨房と小屋が離れていたので、お客様の感想を身近に感じることができなかったことから、当初は、新店舗では、焼き立てのおいしいパンをその場でちょっと食べてもらえる場所があればいいなあという想定でしたが、25席ほどの大きなカフェスペースとなりました。

モーニングや毎週変わるパンを楽しむランチセット、パフェやセムラセット、フレンチトースト、夜呑みのワインセットなどなど。

レストランやカフェ、百貨店へのパンの卸、そしてパーティケータリング

ギャラリーは150回を超えました

様々なイベント


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第4章 2023年12月~ 
最終章  再び小さなパンオスリールへ

 2023年1月、大家さんから、半年後にビルを建て直すという急なお知らせが。

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