2019年8月21日（水）～9月7日（土）
パンオスリールの夏休み明けからのギャラリー展示は、キットパス。
障がいのある人もない人も、多様性にあふれる１００人のアーティストが手掛けたキットパスの作品が１００点余り、集まりました。
今年で３回目のキットパス皆画展です！
主催：日本理化学工業株式会社
協力：パン・オ・スリール、写真集食堂めぐたま、con*tio
100人が「キットパス」で描いた100の作品を、
渋谷にあるパン屋さん「パン・オ・スリール」のギャラリーで展示します。
みんなのための皆画展へようこそ！
●搬入も力を合わせて－－－－－－－－－－－－－－
第１回は、クラウドファンディングを活用し、有志の持ち寄りで知恵を集めて始まった「キットパス皆画展」ですが、昨年から、日本理化学工業が主催となりました。キットパスという画材の面白さをたくさんの人に知ってもらうこと、そして、日本理化学工業がこれまで貫いてきた「障がい者雇用」と働くことの喜びについて、多くの人に伝えたいという熱い思いで、長く続けていくことを目指しています。
搬入は、社長自らが集まった作品を車に積んでひとつひとつ梱包を広げて始まりました。ちょうど、前回のスタジオCOOCAさんが、搬出に来ており、お手伝い。COOCAさんのアーティストもまた、この絵画展に作品を提供しています。
会場のレイアウトを担当した、コンティオさんと、皆で楽しい搬入となりました。
●１００の展示と圧巻の展示会－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
パンオスリールの壁面をすべて活用し、１００の作品が展示されました。
画家、絵本作家、イラストレーター、障がいのあるアーティストなど様々な人たちが参加。
同じ大きさのキャンバス、キットパスを使用すること・・これだけの条件をクリアすれば、ほかの画材や布や紙やアクリル板など、様々な素材と組み合わせても自由。値段も、自分でつける、、。
会場には、日本理化学工業の工場で働く障がい者の皆さんの生き生きとした日常が、動画で公開されました。
いろんな使い方ができる画材「キットパス」を楽しみながら
いろんな人が「働くことで得られる幸せ」にちょっとだけ考えをめぐらせてみる・・そんな絵画展がスタートしたのです。
会期後半には、場所の模様替えをしました。窓際の作品が奥のカフェスペースへ。壁面の作品がテーブル傍の柱へ・・ライティングも変わると、また新しい展示のように見えました。
参加した作家さんのこんな素敵な絵本を寄贈してくれるファンの方も。ユニセフの冊子です。パンオスリールの子供の本コーナーに置いています。
●キットパスグッズは、子供たちや絵が好きな人に大人気－－－－－－－－－－－－－－－－
夏休み中ということもあり、小さな子供たちが、「お風呂で描けるキットパス」が人気の的でした。
知ってる、買おうと思っていた、これから挑戦してみようかな・・と、絵が好きなお客様も手に取っていきました。
こちらは、パンオスリールオリジナルキットパスです。キットパスの６色入り。こちらは会期終了後も引き続き販売しますよ～。
●パン屋に集まる人、人、人・・。－－－－－－－－－－
会期中は、１００人の作家さんはもちろん、その友人やファン、ご家族、そして、スタジオCOOCA、メジロック、小茂根福祉園など、今回、作品を提供してくれた作業所の皆さんなど、多くの皆さんがやってきました。
作家は、他の作品の手法を見て触発され、ファンやご家族は、作家さんとパンを食べながらおしゃべりするのを楽しみに、作業所の皆さんは、遠足も兼ねて・・。そして、いつものパン屋のお客様たちは、１００枚の絵に驚きと感動、そして新たな発見をしていきます。
会期の３週間に、皆さんのあたたかいメッセージでサイン帳はいっぱいになりました。
そして何より、作家どうし、お客様同士がのつながりが広がっていくことが実感できました。特に最終日は、満杯のカフェで同席となった人同士が、いつのまにかおしゃべり。楽しい笑い声があちこちで聞こえてきました。
大山社長の在廊日には、作家さんたちが集まりました。偶然同じ時間に訪れた作家同士の楽しい情報交換のひと時。
朝
昼
夜
●キットパスといえば、ウィンドウアート－－－－－－－－－－－－－－
大山社長の在廊日のこと。
ガラスにも描ける画材なのに、大きな窓に絵がない、とぼやいたところ、パン屋のギャラリーではお馴染みのハートの作家が、『じや、描きましょうか』と、即興パフォーマンスとなりました。集まっていたアーティストも次々と参加し、パンを食べていたお客様たちも参加。
まさに、『皆画』展ですね。
西村公一さん、ありがとうございます。
通りからよくみえて、訪ねてくる方々の目印にもなりました～
翌朝、明け方の風景
●会期中に開催された、渥美順子さんのコラージュワークショップ－－－－－－－－－－－－－－
週末は、キットパス皆画展にも出品している渥美順子さんのワークショップが開催されました。小窓から見える小さなコラージュの世界。参加女子たちは、パンとワインを囲みながら、時間の許す限り、幾枚ものカードに挑みました。
●また来年－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
１００人余りのひとが描いた１００余の作品。
ユニークな画材、キットパスの可能性と、多様な人が幸せを感じる社会の可能性を実感した方も多いはず。
来年は、さらにパワーアップして帰ってきます。
お楽しみに！
【「皆働社会」を目指す想いから】
キットパスを製造している日本理化学工業では、50年以上前から障がいのある人の雇用を始め、現在では７割もの社員が知的障がい者の人たちです。元会長 大山泰弘は、だれもが必要とされ役に立って働ける社会を「皆働社会（かいどうしゃかい）」として、この考えを広める活動をしてきました。「皆画展」はその想いをつないでいます。
【キットパスとは】
クレヨンのようにも絵の具のようにも使えて、窓ガラスやホワイトボードにも描いて消せる新しいタイプの筆記具「キットパス」は、作品制作からワークショップまで、使う人の表現を幅広くサポートします。
参加作家（50音順）：
Asami、渥美順子、荒木伸子、飯沢耕太郎、いいづかじゅんこ、いけべけいこ、石川美穂子、石原功子、板鼻美幸、イドマサノリ、今関絵美、いまぜきまり、ヴィヴィアン佐藤、上野健一郎、上野謙介、牛嶋浩美、宇田川一美、うてなかよこ、ウルシマトモコ、NPO法人アール・ド・ヴィーヴル（松下ゆき子）、江波戸遊土、遠藤祐子、オオスキトモコ、大橋えのき園（佐々木政之、沼田綾子）、おがたりこ、奥勝實、小熊千佳子、オゼキイサム、かげやましゅん、かちのちのら、kassy、金田江里子、紙屋瞳、cannan、キース鈴木、きしくり、きむらゆういち、Cu タツヤ、桐越由美子、熊谷真理子、黒塚直子、源藤一代、小石川ユキ、工房まる（柳田烈伸）、小茂根福祉園（酒井美琴）、斉藤慶子、サイトウマサミツ、佐々木卓也、笹木芳夫、佐野純子、シマダナオ、スギヤマカナヨ、鈴木純子、鈴木信子、スズキユイ、すずきらな、鈴野麻衣、studio COOCA（アイコ、三本木海人）、studio FLAT（阿部堅太）、関ジェシカ、田川誠、田口奈々絵、タケダミホ、武永ゆり、武永リヨ、竹村倫子、玉木はるえ、チアキ、CHALKBOY、塚田佳奈、外村友紀、鳥垣英子、中津川浩章、那須慶子、虹囲なな、西澤晴香、西村公一、日本理化学工業（小泉稔、佐藤愛海、塚崎佑紀、中島優貴、鷲田悦朗）、野々上聡人、橋本夕紀夫、東美名子、ひびのさなこ、福島康司・福島道恵、本田晶大、牧下玲子、政岡勢津子、増本みずほ、三上紀子、みなみあすか、みやたけルキ、宮田麻貴子、メジロック（mariko、渡辺元）、森勢津美、森田学、ラジーゴ
＜お問い合わせ＞
日本理化学工業株式会社内 キットパスアート事務局
〒215-0032 神奈川県川崎市高津区久地2-15-10
TEL：044-811-4121
MAIL：jimukyoku@rikagaku.co.jp
キットパス皆絵画展 ２０１７レポート－－－－－－－－－－－－－－－
設営風景 http://pain-au-sourire.jp/?p=6618 ワークショップ http://pain-au-sourire.jp/?p=6633 うれしいお客様 http://pain-au-sourire.jp/?p=6650 オープニングパーティ http://pain-au-sourire.jp/?p=6655 メディア紹介 http://pain-au-sourire.jp/?p=6822 ワークショップ http://pain-au-sourire.jp/?p=6827 ワークショップ http://pain-au-sourire.jp/?p=6840 朝カフェ http://pain-au-sourire.jp/?p=6858 トークイベント http://pain-au-sourire.jp/?p=6863 メディア紹介 http://pain-au-sourire.jp/?p=6929 アーティストの皆さん http://pain-au-sourire.jp/?p=6872 見に来た皆さん http://pain-au-sourire.jp/?p=6939 渋谷区も応援 http://pain-au-sourire.jp/?p=7167
