【報告】パン屋ギャラリー138 Formal Animal Yoshio Sasaki solo exhibition 2023_03

2023年3月14日~25日

東京でも早咲きの桜がみられる頃、店内のギャラリーは、3回目の個展となる笹木芳夫さんの個展が開催されました。

笹木さんは、個展以外にも、毎年、キットパス皆画展に作品を提供し、お散歩ついでにパンを足しげく購入するお客様でもあります。

毎回、新しい世界を見せてくれる笹木さんは、千駄ヶ谷でギャラリーも経営しているアーティスト。ユニークなイベントも開催する素敵なギャラリーです。

今回は、全作クレヨン。どんな動物たちが展開されたでしょうか?

搬入風景

隅々まで、パンオスリール自身よりもこの場所を熟知している笹木さん。

ギャラリーを経営してきた経験豊富な笹木さんは、自身がアーティストとして描いた作品を、ギャラリーオーナーの目線で、スイスイと見事に展示していきます。

大きな窓のキットパスも、迷いなく、道行く人の目を引きつける仕上がりに。

フォーマルな装いの不思議な動物たち

動物たちに、肖像画のようなポーズをさせた今回の作品群。

実は、小学校の頃から、音楽室の壁によく並んでいる作曲家たちの肖像画を眺めて、「これが動物だったら、おもしろいだろうな」と思っていたことを思い出したそうです。笹木少年は、いろいろなものをそんな視線でみる子供だったのかなと想像します。

愛を綴った本を抱えた、哲学的表情の動物たちを描いたアート。動物はあくまでもリアル。しかしそれをクレヨンで表現することと、フォーマルな装いにすることで、大人がうなるコレクションに仕上がっています。


パンとアート。
唯一の油絵はこちら



9枚の猫たち。リアルな表情が猫好きさんたちの注目を浴びました。「うちのネコに似てるのを探す」人がいっぱい。
ウシ、虎、ウサギ、犬、シマウマ、像・・・。皆、生真面目な表情でこちらを見ていますね
いちばん人気はこちらのネコちゃんでした
初回の個展で大反響だった「オジ人形」も再来
さらに、パンとアート

ギャラリーボビン縁のアーティストが次々と

パン屋のお客様たちも、ネコ好きⅢはもちろん、足を止めて見入ってしまう動物たち。様々なお客様が、お気に入りの一枚を探して楽しい時を過ごしました。

毎回、新しい世界を見せてくれる笹木さん。またの個展を楽しみにしています。

笹木芳夫プロフィール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

広島県出身 武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン科卒

自らのギャラリー「ボビン」を運営する一方で美術作家としての個展、グループ展を数多く行う。

油絵や水彩、ペン画、クレヨン画等の平面作品のみではなく、彫刻や人形などの立体作品も多く手がける。

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