【報告】ギャラリー63 Ciel flower 石原功子グル ープ展

2019年5月28日(火)~6月8日(土) 

2019 In early n earlyn early summersummer~初夏に~

みずしい新 緑が眩しい季節、初夏の風が吹き 抜ける爽やかな空間を 3人のフラワ ーアーティストが、素晴らしい作品で、グリーンいっぱいの素晴らしい空間をつくりました。

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石原功子さんは、パンオスリールがこの場所にベーカリーカフェをオープンした2014年に、いち早く、お花のワークショップを開催し、パンとお花のコラボレーションにチャレンジしたフラワーデザイナーです。5年の歳月を経て、再び、満を持して、パンオスリールでギャラリー展示を開催しましてくれました。

今回は、石原さんの強力なお花の仲間たちと一緒に、それぞれの個性を生かした作品を展開しました。三人三様のブランドを持つ、花のスペシャリストばかりです。

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●フラワーアートと空間のアート----------------------

パンオスリールでは、写真や絵画のほかに、これまでもフェアウッドの食器やお箸など、ユニークなギャラリー展示を行ってきましたが、「植物」ははじめて。普段は生花を使った作品も多い3人ですが、パンオスリールのギャラリーでは、は日持ちや手入れ、香りの強さなどを考慮し、アーティフィシャルフラワー、ドライフラワーなどを使った作品を、この展示に向けて、時間をかけて準備しました。

遊び心ある、グリーンあふれる店内が完成。ご来店のお客様からは「お花屋さんみたい」「わあ、素敵ですね」という声がたくさん聞こえてきました。

植物のある空間、、、。自然を身近に感じて、優しい時間を。

動画はこちら https://www.facebook.com/Painausourire/videos/2228934280477105/

 

まず、目につくのが、天井から下がったカスミソウのボール。欲しい!という声が何度も届きました。

そして、写真奥のカフェの壁には、3つの大きな額にアレンジされた花たち。そこに座ると、まるで南国のリゾートにいるような気持ちにさせてくれる石原さんの大作です。

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次なる圧巻は、ドライフラワーや苔を使ったモコモコの壁掛け。名前も「MOCO」ちゃんです。

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同じように、気軽に購入できる壁掛けの「LALA」です。会期中にリボンを足したり、進化していきました。プレゼントにも。

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そして、力を入れた大きめのアート作品。同じ大きさの正方形の器(キャンバス)に、活けこんだグリーン。それぞれの個性が光る芸術作品になりました。

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入口を入ってすぐの飾り棚には、小物がたくさん並びました。小さな花器、押し花の小さな封筒や香袋、クリアファイル。そしてミニブーケ。

リーズナブルで、ちょっとしたプレゼントに、まとめ買いする人も多かったコーナーです。

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●どんどんお嫁入りするMOCOちゃん------------

なかでも、どんどんお嫁入りしてしまったのが、MOCO。自分用にひとつ、大切な方へのプレゼントにいくつかセットで・・。

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次々売れて製作が追い付かず、こんな風になっていく壁!

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お届けする相手や気持ちを伝えると、心を込めたラッピングもしてくれました。もらった方の笑顔が見える気がします。

 

 

●ウィンドウアートも花でいっぱい------------------

今回の展示では、ウィンドウアートも大評判となりました。

これまで、様々な作家さんたちがキットパスで大きな窓に絵を描いた話をすると、石原さん・牧下さん・鈴木さんたちは、わざわざキットパスを作っている日本理化学工業の工場まで見学に。キットパスの素材の面白さと、理化学工業の姿勢に共感し、キットパスを使ったウィンドウアートにも挑戦しました。

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外から見ると、大きな花の額の中に、店内のギャラリーに並ぶグリーンたちがおさまり、一幅の絵のように見えます。

 

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夜のウィンドウは、また趣を変え、道行く人たちをあたたかく照らします。

 

 

●楽しいワークショップは4回----------------------

期間中は、ワークショップもたくさん開催しました。「366日の花個紋」の誕生日紋切り、フラワーアレンジメント、苔玉、リースなど、草花を様々な形で楽しむ、遊び心にあふれた楽しいワークショップばかりです。

 

※5/29(水)  花個紋 で遊ぶ「紋切り」 誕生日の家紋 [366 日の花個紋  ]  ~講師:寺本哲子

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最初のワークショップは、 [366 日の花個紋 ] の著者・寺本さんの切り絵のワークショップです。

自分の誕生日の花の紋を、好きな色で切っていきます。

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最後に和紙に貼り付けて完成。額に入れれば、インテリアとしても楽しめる作品になります。寺本さんは、これをきっかけに、今年の年末に、パンオスリールで花個紋のギャラリー展示をすることになりました。お楽しみに!

 

※5/31(金) 初夏の 森バスケット   講師:koko ciel 石原 功子

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二つ目のワークショップは、石原功子さんのアレンジメント。バスケットに季節の花々をアレンジしました。初心者、ベテランそれぞれに合った活け方をていねいに指導してくれたおかげで、皆が自慢の花籠をつくることができました。

 

 

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終了後は一人一人の撮影タイムと、楽しい懇親会。パンを囲んで、おしゃべりにも花が咲きました。

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※6/4(火) Moss 《苔玉 》 講師:MAGGIE B 牧下玲子

3つめのワークショップは、苔玉。話題の苔を使った作品が、自分でも作ることができる!参加者全員張り切って挑戦しました。

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※6/ 7(金) もくもくけむりのリース   講師:J Farbe  鈴木純子

ワークショップ最終回は、リースづくり。リースというと、クリスマスを想像しますが、今回は、不思議な植物「スモークツリー(けむり草)」を用いた、幻想的なリースです。

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色の異なる部分を上手に組み合わせて、もこもこふわふわのリースに仕上げていきます。おもしろかった、飾るのが楽しみ!と皆さん大満足。

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こうして、2週間で4回のワークショップは、いずれも盛況のうちに終了しました。花に囲まれた空間で、パンの焼けるいいにおいを感じながら癒しのひと時。

 

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●たくさんのお客様と新たな出会い-----------------------------

会期中は、本当にたくさんのお客様がいらっしゃいました。3人の作家の友人、知人、家族、そして師匠の皆さん。

パン屋のお客様も、皆さん奥までじっくりとみていくことが多かったのが今回の展示の特徴でした。

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ランチの後にゆっくりと鑑賞する皆さん

 

 

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キットパスの理化学工業の社長も来店。同じタイミングで来店したハートの作家・西村さんと、キットパスの話に花が咲きます。

また、理化学工業の大山真理さんもウィンドウアートを見に来ましたが、隣の席でランチをしていた静岡のお客様とも意気投合。

 

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作家たちがお茶をしていると、次々と人の輪が広がり、勤務が終わったパンオスリールのスタッフや店主も一緒に楽しいおしゃべり。

石原さんたちのフレンドリーな対応もあり、こうして毎日、人の輪が広がっていくのでした。

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会期中に開催された朗読会のイベント。お花に囲まれ、最高の演出になりました。これをきっかけに、石原さんたちと、朗読会の主催者は、お互いにワークショップとイベントに参加しあうなど、楽しいつながりが生まれました。

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最終日。「母にお花をプレゼントしたい」という我が男子学生スタッフに、3人の作家が総出で素敵なラッピングをしている風景。

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●お疲れ様の3人 また来年------------------------

Ciel flower 石原功子グル ープ展は、3人の作家が、それぞれ異なる個性をのびのびと表現し、多様な素材を使って質の高い作品をお披露目したことが、成功の一番の要素です。

しかし、それだけではなく、花という作品を、パンオスリールの店の中でどのように見せていくかについて、時間をかけてディスカッションし、レイアウトしたこともまた、成功の秘訣だったと感じました。「まるでお花屋さんみたい」と皆が感じるほど、店内はがらりと変わりました。

壁にかける、天井から下げる、棚に置く、、。様々な手法を使ってレイアウトされた作品は、ひとつひとつの良さとともに、一体感を持ってパンと調和しながら、心地の良い空間が演出されていました。

そして、もうひとつの成功の秘訣は、3人の人柄と2週間をたっぷりと味わいたいという気持ちではないかなとおもいました。毎日在廊し、パンを食べ、訪ねてきたご自身の知り合いはもちろんのこと、パン屋のお客様やスタッフや、いろいろな関係者と楽しく話をする、、。それをとても楽しんでいらっしゃる様子が、また多くの人に伝わり、作品と作家がひとつになって空間を作っているという印象を持ちました。

また来年、季節を変えて、やってくるお約束とともに、会期は余韻を持って終了しました。ありがとうございました。

 

3人の作家プロフィール------------------

●石原功子

koko ciel主宰     https://ciel-kokociel.com

 

教育学部を卒業後、出版社に勤務。数々の書籍の中、日本の文化に興味を持ち華道 草月流、 茶道 有楽流に入門。

日本の美しい四季や行事を見つめながら花や植物を置くことで心が安らぐ空間を伝えたいと強く思うようになる。

展示会やイベントなどの制作活動と共に、ホテルなどのいけこみやディスプレイに携わる。

青山こどもの城の子ども達との花&茶道の行事をきっかけに子どもにも多くの事に触れて欲しいと願い学校、保育園、バレエ教室など多方面で活動する。

更にいけばなだけではなく、現代の生活様式に合う花の形を大きく捉えるため、パリの花装飾をベースとしたフランススタイルのアレンジメントを学ぶ。凛としたいけばなと溢れるばかりの色を感じるアレンジメント、そして茶道の心を取り入れ、様々な形で12ヶ月の季節を楽しむライフスタイルを提案する。

❍花のアトリエ  [koko ciel]主宰

❍華道 草月流師範

❍茶道 有楽流教授

❍フレンチスタイルディプロマ取得

❍色彩アートセラピスト

❍港区フラワーアレンジメント教室講師

❍世田谷区保育園,花、茶道講師

 

 

●鈴木純子 

J Farbe主宰    https://jfarbe.com

企業の社長秘書として勤務するかたわら趣味として生け花に出会いました。

准教授取得後、より生活の中に馴染みやすいフラワーアレンジメントに転向。

花がもっと好きになり、フラワーショップで働くようになりました。

ドイツ在住中、ヨーロッパスタイルのデザインを学び、帰国後に花教室を始めました。

私にとって花は元気のみなもと。  花は見る人を笑顔にしてくれます。  花で動く心、楽しさを一緒に感じていきたいと思っています。

 

●牧下玲子 

MAGGIE B主宰

http://maggiebworks.com

華道 草月流を経て、フレンチスタイルのアレンジメントに出会う。

基礎から応用、そしてウェディング全般を習得する傍ら、(財)日本手工芸指導協会フラワーデザイン科師範を取得、日本苔技術協会 苔玉インストラクターの資格も合わせて持つ。

現在は湘南大磯の地でアトリエを主宰。フラワーレッスンを始め、車のショールーム生け込みやイベントの装花などを手掛ける

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