【報告】ふゆの森の物語 岡本典子個展 2018年12月

2018年、最後のギャラリー展示は、冬の森の世界を、キットパスで描いた、岡本典子さんの個展です。

森の天然酵母を使うパンオースリールだからこそ、森の中の生き物を描こうという、書き下ろし作品ばかりです。

岡本さんの多様な顔を、堪能できる1カ月になりました。

 

●搬入とウィンドウアート -------------------

キャンバスを黒く塗りつぶし、その上からキットパスで描くというユニークな手法。箱を開ける傍から、歓声が起き搬入風景です。

 

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パンオスリールの大きな窓には、こちらもキットパスで描いた大きな作品。のびのびとしたそり遊びの様子は、キャンバスの作品と連動したストーリーを想像できます。

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●森の動物たちを描いた作品------------------- 

森の中に住む動物たちを、あえてモノクロで描いた力作。童話の世界に包まれるような、あたたかな表情の動物たちにご注目ください。

多くの方が、作品をお家に持ち帰ることになりました。

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●カレンダー、ポストカード、バジルソース、コンフィチュール・・多様な顔を持つ岡本さん--------------------

店内では、岡本さんが毎年手掛けている来年のカレンダーや、これまでの作品から選んだ絵のポストカード、そして料理好きが高じて、大評判のバジルソースの瓶詰も並びます。

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岡本さんは、毎年、カレンダーを製作しています。今年のカレンダーは、森の動物たちとは趣の異なる、可憐な少女を描く作品。また、クリスマスに合わせ、過去に描いたクリスマスの子供たちのポストカードの販売もしました。「同じ作家さんですか?!」というお客様の声を多く聞きました。岡本さんの作品の幅広さを感じるコーナーです。

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希望が多かったため、期間中に、森の動物たちのポストカードも手作りしました。

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 すぐに売り切れてしまうので、補充の繰り返しの瓶詰たち。

 

●パンが大好き、友達が大好き、仕事が大好き-----------------

毎日、多くの友人や、アーティスト仲間、ファンの方が、岡本さんを訪ねてきました。皆さん、作品を楽しみ、作家とのおしゃべりもまた楽しみにしています。顔が見えないと「あ~、残念」という声が。それほど、岡本さんに会うことは、作品を鑑賞することと同じくらい楽しみなことなのだなと感じました。

そんな彼女は、とにかく食べることが大好き。バジルソースをはじめ、様々な瓶詰を手作りしたり、ご自身でも月に1回、自宅近くのカフェを利用して、てづくりの料理でカフェをオープンしています。

訪れる友人たちに「このパンもおいしいわよ」「シュトーレンも最高よ」「モーニングもランチもおすすめよ」と、パンの説明をしてくれている声をよく聞きました。ギャラリーと、パン屋と、そこに訪れる人、すべてを楽しんでくれる作家さん♡ 

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キットパスをつくる日本理化学工業の大山さん。

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森の動物たちは、パンオスリールのクリスマスを、やさしく、あたたかく、楽しく彩ってくれました。

 

 

出展者プロフィール-----------------------

岡本典子

長崎県出身。武蔵野美術短期大学卒業。グラフィックデザイナーのアシスタントを経て、フリーのイラストレーターになる。女性誌、育児雑誌、書籍、広告、小冊子、WEBなどのイラストレーションのほかオリジナルブランドで手作りの雑貨などの政策・販売など、多数うのフィールドにて活動中。

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