【報告】パン屋ギャラリー120「cotton candy」 うてなかよこ個展 2022_4

毎年、ゴールデンウィーク前の春うららの時期は、うてなかよこさんとみやたけルキさんの姉妹展で楽しんでいただいてきました。

今年は、うてなかよこさん”個展”です!

いつものほっこりとした動物たちはもちろんのこと、ふんわりした世界はそのままに、抽象画の作品にも挑戦。

また、キットパスを使った絵画、銅版画など多彩な表現方法に加え、ライフワークともなっている焼き物(陶)の作品ももたくさん並びました。

搬入風景。ずらりと並ぶ作品。あれあれ、銅版画にキットパス、みつろうも?いろいろ楽しそうなcotton candy

●抽象画にチャレンジ・・・・・

銅版画やキットパス、ほっこりとした雰囲気はそのままに、新しい表現にもチャレンジし続けるうてなかよこさん。今年は、個展と言うこともあり、これまでにない「抽象画」が見られると言うことで、楽しみにしていました。うてなさんは、個展の案内にも抽象画を選びました。

淡いピンクを重ねていく中に、うてなさんらしい、ほっこりとした動物や家や窓などが隠れているようにも見えます。リビングにずっと飾っていたくなるようなおだやかな作品群です。

●蜜蝋画・・・・・・・

今年のもうひとつのチャレンジは、昨今、うてなさんが取り組んでいる「蜜蝋画」です。ミツバチが巣をつくる材料として分泌する蝋。それを溶かして固めたビーズワックスを紙や板に塗り込んで、ひっかくように描きこんだり色をのせたりしていくアートだそうです。いつも銅版画を描いているうてなさんの技術を、蜜蝋という画材で表現しているのですね。「これを使ったらどんな風に描けるのだろう」と、いつもいろいろなものを見続け、探し続けている、好奇心旺盛のうてなさんらしい新たな挑戦です。

●キットパスでふわりとした世界・・・

うてなかよこさんは、6年前からこのパンオスリールの展覧会で出会った画材「キットパス」を使い続けています。その使い方はユニーク。手でぐるぐると塗り込んでしまうのだそうです。クレヨンのような画材は、キャンバスに塗り込むことがむずかしいというアーティストさんもいますが、手で重ねていくのは、効果的。しかも楽しそうですね。

恒例の、大きなウィンドウに描くアートも、キットパスを使い慣れたうてなさんにとっては、巨大なキャンバスを前にするのと同じ。するすると完成。

ウィンドウのcottonキャンディーが、夕方の日差しを受けて、テーブルにアートを描いた瞬間

●銅版画・・・・・・・・・

銅版画で、細やかに動物たちを描く手法の作品も、もちろん並びました。たくさんの動物たち、特に大好きなネコたちは、
一枚で、まるで一冊の絵本のような物語を織りなしています。

●ノーズマロンちゃん・・・・・

次なる表現方法は、フエルトの動物!長い針で、フエルトをさしてつくっていくぬいぐるみ。根気のいる作業にも挑戦しました。完成したのは、ピンクのお鼻の動物「ノーズマロンちゃん」

今回は、ノーズマロンちゃんをモデルに、お庭の季節の花の前でぽーずをとってもらったりした「ノーズマロン写真集」もつくりましたよ。

●陶器はゆるいかんじで・・・

うてなさんの好奇心はどこまでも広がり、陶芸も続けています。できあがったオブジェは、何かわからない動物たち。そしてお皿や箸置きなども、実用性よりも、眺めたり使ったりするときに、思わず笑いがこみ上げてくるような楽しい作品ばかり。手に取った人への愛を感じる作品たちです。併せて、ブックカバーなどにもできる包装紙も並びました。

●アーティスト仲間が集合・・

うてなかよこさんの個展には、たくさんのアーティスト仲間が訪れました。

お互いにいつも情報交換をしながら、切磋琢磨し、その輪が広がっているようです。皆さん、パンが大好きで、それもうれしいな。

●そしてパン、パン、パン!・・・

うてなかよこさんは、本当に本当にパンが大好きです。年間を通して、パンがなくなると補充に来る、新作ができると予約する、大好きなアーティストが展覧会をすると観に来る・・。そしていろいろな話をしたり、新しい出会いがあったり。

今回も、 在廊のたびにいろいろ計画してランチや焼きたてパンを楽しんでくれたうてなさん。ある時は、焼きたてを次々と食べることを目標にしましたが、いっきに3個食べて、あとが続かず、しょんぼりしたことも。笑。

写真は、いつも姉妹展をしてきた妹さん、#ミヤタケルキ さんと。この日は、お二人そろって、ポイントカードを5枚達成して、フェアウッドのお皿をゲット。お皿のように丸いカンパーニュとのスリーショットとなりました。

会期を終えてうてなかよこInstagramより・・

パンオスリール さんでの個展展「cotton candy」おかげさまで無事終わりました。

いらしてくださった皆様、お気にかけてくださった皆様、そしてパンオスリールの須藤ご夫妻、スタッフの皆様、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。心から感謝しています。


遠近法撮影や焼きたてパンを食べる!など、楽しいチャレンジ…ご協力ありがとうございました😊💕


なんとあんなにいっぱいパンを食べたのに快腸で体重増えませんでした〜🤗


私にとってパンオスリールさんはまるで実家のようにあったかくて大切な場所…

来年はプレゼントをテーマにした個展を冬に予定しています。またよろしくお願いいたします。

*プロフィール*   

 うてなかよこ   銅版画、蜜蝋画、キットパス、陶作品、ミニ絵本などで創作表現しています。

「おかえりなさい」って言ってくれるようなほっとする作品や、作品の中の世界で想像力を膨らませて自由に楽しめるようなものを作っていきたいなと思っています。

女子美術短期大学造形科卒業/油絵  kfsアートコンテスト絵画部門新人賞受賞  excite postcardコンクール入賞など。

*個展*

湘南ねこ美術館(葉山)

かねこふぁーむ(横浜)

ギャラリーart Truth (横浜)

ギャラリーArt mall(日本橋)

※今年は7月にギャラリーart Truthにて個展の予定です。  

 *works*

世界文化社「クロスワードファン」

毎日小学生新聞 NHK出版「宇宙」

ニ玄社「かわいい言葉のおくりもの」「崖の上のベースボール」

横浜市コミュニティセンターキャラクターデザイン

Lineスタンプ「ねこどりシリーズ」

ポストカード、グッズなど  

ホームページ https://utenakayoko.amebaownd.com/ Instagram https://www.instagram.com/ k.utena

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