芸術の秋。10月の展覧会は、寺本哲子さん。3回目の展覧会となります。
2019年12月に 雪 -snow – 2021年3月 花 -sakura- 3回目は、完結回。月 -monn- をテーマに、黒、墨流し、で漂う世界を見つめてみます。

●石州和紙を残し、現代に活かす
日本の伝統工芸品を守り、活用する活動を続けている寺本さん。石州和紙は、江戸時代から受け継がれる、温かみのある和紙。
展示では、寺本さんがプロデュースする『365日の花個紋』を印刷した掛け軸、
伝統工芸フォーラム展でグランプリを受賞した『神の国から紙の靴』、墨流しのキャンバス作品など、和紙を使った様々なアートが並びました。 風呂敷やポチ袋なども今回の一押し!

●今年も花個紋が・・待っていたお客様たち
●ワークショップ「月夜のお茶会」
週末は、ギャラリー展示『和紙と珊瑚と花個紋』のワークショップ
が開催されました。
【月夜の茶会】初めての茶道〜
石州和紙に刷った366個の花個紋を陣幕に見立て、
茶道とは?から始まり
お道具や作法に触れ
参加者がご自身で二服お茶を点てました。皆さん大満足🍵
パン屋のテーブルでも、まだまだできることかたくさんありそう。
講師の石原功子さんは、ギャラリーで、お花の展示も開催してきたアイディアいっぱいの先生です。
Kouko Ishihara💠[koko ciel](@kouko_ishihara.koko_ciel) • Instagram写真と動画
●ワークショップ「珊瑚のアクセサリー」
期間中の楽しいワークショップ、最後の週末はこちら。
宝石珊瑚のこと、ご存知ですか?
高知から珊瑚マニアがご来場。
用意された宝石珊瑚をよりどりみどりで選び、自分だけの 珊瑚アクセサリーを作る、贅沢なワークショップでした。
今回は、バックチャームづくり。大満足の作品ができました。
10月29日(土) PM4:00 から 6:00
サンゴで作る手作りアクセサリー 講師 安並美穂 珊瑚マニア 株式会社ケンセン35(サンゴ)
3年にわたる、寺本さんの展覧会は、いったん終了しました。
伝統工芸を身近に感じ、使ったり見たりして、素晴らしい技術を次の世代まで続けていくことにがんばっている寺本さん。私たちにもわかりやすい形で、紹介いただくことができました。パン屋さんで開催することが、これまで知らなかった方々に届くきっかけになったらうれしいです。

プロフィール 寺本哲子
2003年より家紋ならぬ個紋(個人の紋章)をテーマに個人の紋章づくりや、誕生日の紋「366日の花個紋」干支個紋などを発表している。2009年「366日の花個紋で伝統工芸をお誂え」で京都ベンチャーコンペティション知事賞受賞。2011年石州和紙で作る「神の国から紙の靴」で財団法人伝統的工芸品産業振興協会主催の伝産フォーラムグランプリ受賞。著書「花結び手帖―366日の花個紋」青幻舎刊
協力
石州半紙 石州和紙 かわひら
宝石珊瑚 株式会社ケンセン35
