2022年1月25日 2022年3月 29 日 ~ 4 月 9日
さくらの花が満開となるころ、鮮やかな色で、パンオスリールはいっぱいになりました。
2回目のパンオスリールでの展覧会となる玉木治栄さんが、今年はアーティスト・フォトグラファーの愛娘・春圭さんと、二人展を開催します。
春圭さんは、フィルムカメラを用いて、和紙に焼き付けるなどの独特の表現が魅力です。 全く異なるアートでありながら、不思議に二人の世界はマッチします。それが、タイトル「COLORS」として表現される二人展です。
●colorにあふれた作品群・・・・・
コラージュ・ドリッピングなどの手法で情熱的な作品を展開する治栄さん。大きな壁面には、色をたたきつけるように自由に描いたcolors 大胆な技法と色使いは、明るく楽しい 治栄さん の、アーティストとしての挑戦的な一面を魅せてくれます。
今年はタイル素材に描くことにも挑戦し、窓辺には白いタイルにペイントした小品がずらりと並びました。キャンバスに描くのとは、全く違う趣。自宅のあちこちに置いたら楽しくなるようなPOPな印象です。
一方、カフェスペースの壁面や柱には、 フォトグラファーの愛娘・春圭さん の作品が並びました。和紙に焼き付けた写真の数々。大好きな海の風景が、暗室の中で偶然の色合いに出会い、アートとして生まれ変わった数々です。
入り口付近の棚には、海からの贈り物ともいえるシーグラスやプラスチックを用いたアクセサリー。キャンドルスタンドなど、かわいいグッズもたくさん並び、気軽に購入していくお客様も多くいらっしゃいました。自分でもつくってみたい、という方のために、ワークショップも開催。
●ワークショップ
4/2 アクリル絵の具でキャンドルホルダーつくり
玉木治栄さんのワークショップ。
玉木さんのコラージュのような素敵なアートを体験しました。
先生の作品に囲まれて、それぞれのアートを描く和やかなひととき。
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●4/9 海洋プラスティックアクセサリーつくり
玉木春圭さんのワークショップ。
海に流れ着いたプラスティックを再利用して、かわいいリングを作りました。
海に流れ着くプラスティックは全て、人間がつくり、使ったもの。
楽しいワークショップで仕上がったリング。身につける度に、私たちに何ができるか、想いを馳せることが出来そうです。
●二人展のその先・・・
期間中は、ご家族、それぞれの友人、仕事仲間、生徒さんたち、アーティスト仲間など、たくさんの方が訪れ、パンを食べながら楽しい会話が弾みました。
「二人展」は、それぞれの縁の人たち、ファンの人たちに加え、共通の知人や家族が集まるのも楽しみなこと。親子の競演を心から楽しむ方々を端から拝見し、仲良きファミリーのあたたかさをお裾分けいただくことができました。
仲良し、という一面だけでなく、お二人それぞれが、自らの目指すアートを追求し、それぞれの個性を認め合う。
さらにそれぞれの個性を、「二人展」というひとつの空間で融合させる努力もまた、強く感じました。
これからも精力的に、展覧会の開催や参加を予定しているお二人。今後の活躍をぜひ追いかけてみてください。
出展者プロフィール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Harue Tamaki
1970年 東京生まれ。 1993年 絵画をはじめる。 1995年 自由が丘セラフィームにて個展 1998年~2000年 二科展入選 2008年 ルデコギャラリー渋谷にて新風展出品 新風賞受賞 2012年 ローズキッチン個展 2015年 Salon d’automne 入選 ~2020年(2018年推挙出品) 2017年 Louvre美術館 明日の巨星 賞展 奨励賞受賞 2020年 パンオスリールにて個展 2020年 21世紀アートボーダーレス展 花筐 国立新美術館 2021年 CAMELISH GALLERY & CAFE個展 2021年 21世紀アートボーダーレス展 国立新美術館 篝火 最優秀賞受賞 その他グループ展、コンクール展出品多数
Harue Tamaki(@haruetamaki) • Instagram写真と動画
Haruka Tamaki
2000年 東京に生まれる 画家である母と共に絵を描き始める 2012年 東急こども絵画コンテスト 東急グループ賞受賞 2016年 高等学校にて 写真部入部 都大会入選 2017年 都大会最優秀賞受賞 全国大会出場 2018年 都大会優秀賞受賞 2019年 日本大学藝術学部 入学 2020年 アクセサリーブランドearthdwellers 設立 国立新美術館「21世紀アートボーダレス展」入選 2021年 国立新美術館「21世紀アートボーダレス展」入選