【報告】食卓とつながる世界の森 9・10月のギャラリー&イベント

9月からはじまった「Rokumoku×フェアウッド@パン・オ・スリール 食卓とつながる世界の森」が終了しました。

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世界の森林を守るために、企業等にフェアな木材の原料調達の相談やコーディネートをするフェアウッド・パートナーズは、私たちの身近な生活の中にフェアな木を取り入れることをすすめる「フェアウッドカフェ」というプロジェクトを運営しています。フェアウッドさんとは、まだパン・オ・スリールが屋台だったころから、一緒にイベントに出たり、木の食器の販売をするなど、何年も共に活動をしてきました。「森の酵母」というニックネームも、フェアウッドさんがつけてくれました。森つながりの仲良しというわけです。

ここ渋谷の一角にカフェ&ベーカリーを構えるにあたっても、店内の床や壁、パン棚やテーブルなど、原料調達からデザイン・施工まで、お世話になりました。その様子は、ホームページでもお知らせしています。http://pain-au-sourire.jp/?cat=10

今回、木のスプーン工房Rokumokuの木工作家・渦輪倫子さんの作品をテーマに、食卓で使うものを見たり買ったり使ったりしながら、毎日通うパン屋さんから、日本や世界の森について考える機会をもっていただくことを目的にギャラリー展示をすることになりました。

★ギャラリー展示とお買いもの

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まず、来場した方があっとびっくりしたのが、この展示。もとの木からスプーンのできるまでを、表現しています。

それぞれの木の違いを実感する瞬間。子供たちにも人気でした。

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食器はもちろん、木を無駄なく使う中で生み出された美しいボタンたち。

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パン屋の内装の物語も、展示しました。フェアウッドとは?そのbad story とgood storyとともに、ハンドブックにして各テーブルに置きました。驚くほど多くの方が、お茶をしながら読んでいかれました。

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渦輪さんの静岡での作品作りを動画にしたショートムービーを店内で流しました。

会社帰りにゆっくり見ていく方も・・。

 

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展示を見て、手に取って、そして買って帰れるというのも、今回の展示の魅力です。

特に、今回特別に名入れサービスがあったことが、評判を呼びました。お箸は一番人気。木を選び、家族の名前を入れてもらう人も大勢いました。パン屋の常連さんの女優さんもブログにあげてくださいました。http://www.a-petits-pas.net/terajima/column/2015/10/

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ピアス購入のマダム達            食器を選ぶ近所のおばあちゃまたち

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はじめてのお子さんのお食い初めに、熱心に食器を選ぶお客様。

 

★ワークショップ 木のパンを作ろう

第1回 2015年9月11日(金) 19:00~21:00

第2回 2015年10月7日(水)15:00~17:00

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自分だけの作品を作るワークショップ。パンを食べて盛り上がりました。

フェアウッドインターンの座間さんのレポートをご覧ください。

http://www.fairwood.jp/cafe/storys/reportbreadcharm.html

パン屋のレポートはこちら http://pain-au-sourire.jp/?p=3867

 

★トークイベント「食卓からつながる世界の森」

木のスプーン工房Rokumokuの木工作家・渦輪倫子さんのお話しを聞く機会。パンを食べながら、楽しく興味深くためになる、そして次につながる作戦会議のような会になりました。

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渦輪さんは、「何かの理由で切られた木を使って、モノ作りをしたい」という気持ちを、工房をスタートされた時から大切にし、静岡県伊豆の国市に工房を構え、併設されたショップの経営もされています。

森林ボランティアだった渦輪さんは、自らチェーンソーを抱えて、地元静岡のみかんの山や、神社で切り倒されることになった木を切りにいきます。持ち帰った木を1年半も干してからからにしてからやっと作品作りに入ります。

作品を作るために木を仕入れるのではなく、生きている木全体を見て、どんなものを作るか考える。そんな数少ない作家さんです。スプーンを作って余った材でボタンを作り、残った切れ端はまきストーブにくべって使い切っているそうです。

参加した皆さんから、次の企画の提案が生まれるなど、皆が渦輪さんの活動に関心を持ち、応援したくなるような、そんな素敵な夜が更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

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