０２２年６月２１日～７月２日
夏を目の前にする季節。
ギャラリーは、ためいきのでるような銅版画の世界に包まれました。
繊細なタッチで、少女や花を描き続ける皆川悦子さん。
描く対象によって、紙を選び、コツコツとプレス機に向き合い、生まれたアートは、SNSを通して世界中のファンからも、
たくさんの感動の声が届いています。間近で、紙の質感や色合いを味わうチャンスに、多くの方が訪れました。
●搬入風景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
皆川さんにとって、久しぶりの個展。そして、パンオスリールでは初めての展覧会。
この数ヶ月、何度も店に足を運び、いろいろな方の展示をみたり、パンを購入したりして、会場の雰囲気をつかんできた皆川さんです。
当日は、皆川さんがパンオスリールで個展を開催するきっかけとなった、アーティスト・門田千佐子さんが助っ人に。
経験者のアーティストの助っ人は無敵。お客様の目線や、パンが並んだときのイメージなどを考慮しながら、サクサクと作業が進みました！
設営終了したギャラリ－。お客様からも、「雰囲気が変わりましたね」「お店の格式が上がった」などうれしい反応！
●多くの人が足を止めた繊細で美しい銅版画・・・・・・・・・・・・・・・・・・
暑い暑い外を一瞬で忘れさせてくれるようなアートは、点数も多く、見応え抜群。
ひとつひとつの作品が、側でみて改めて、その技術・色の深さ・対象物への愛など、発見することが多いのが特徴です。
花、少女、蝶々の静と動が、巧みに交わって、1枚の物語を演出しています。
動画はこちらをご覧ください。パン・オ・スリール(@pain_au_sourire) • Instagram写真と動画
特に人気のあった『ハーモニー』。モノクロームだけにもみえるのですが、金が、モノクロームに荘厳さを加えています。
雁皮という和紙を使用しています。間近で見ると、その和紙の風合いや色合いが、作品に奥行きを加えています。
入り口近くの棚には、気軽に選べるシートのみの販売もしています。好きな額や手持ちの額に入れてみたい方は、こちらを選んで行かれました。
●たくさんのお客様！・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
期間中は、多くの方が訪れました。コロナ禍で、思いがけず長く逢えなかったご友人やファンの皆さん、アーティスト仲間、ご家族は、パンを食べながらの皆川さんとのおしゃべりを楽しみに、また、それぞれのご自宅の壁に合う一枚を探しに。。
また、パン屋のギャラリーに縁のあるアーティストや、これから開催する予定のアーティストさんなど、出会いもたくさんありました。
そして、パンオスリールにパンを買いに来るお客様も、パン屋のスタッフも、小さなお客さまも、ゆっくりと作品を楽しみました。
多くの作品が、様々なお部屋に飾られることになりました。
最終日。またの個展を約束して、楽しい2週間が終了しました。お疲れ様でした！！
作家より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
花は大好きなモチーフです。私の絵はどこかに花は描かれています。
グランドといって防触剤で覆った版にニードルで描く…エッチングならではの繊細な線の表現に魅了され銅版画の制作をしています。
プロフィール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京在住
学生時代より、油彩・水彩・木版画をサークル活動などを通して学び描いてきました。
銅版画はワークショップでの体験などを経て、2008年にアートスクールに入りました。
2008年〜2018年、2022年1月〜3月 文房堂アートスクール（銅版画クラス）
現在は自宅にプレス機を設置し、制作しています。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100015037868933
＜銅版画の展覧会＞
グループ展
・ 2008〜2018 「文房堂アートスクール展」（東京・神田）
・ 2011 「エッチング展」（東京・飯田橋）
・ 2014 「銅版画７人展」アートスペース（東京・神楽坂）
・ 2021 「アワガミ国際ミニプリント展」（徳島県・吉野川市）
・ 2022 「ONE for ALL」展 GalleryG2（東京・銀座）
個展
・ 2017、2018、2019 クネーテン（東京・小石川）
その他
2020 第2回国際ミニプリント展・入選
8月 東京芸術劇場ギャラリー展示（東京・池袋）
