【報告】ギャラリー78 近松素子個展 エブリデイ、フォエバ(everyday, forever) vol.3 2020_03

2020年3月3日~14日

3年目、3回目の個展となる版画家・近松素子さんの個展が開催されました。毎年楽しみにしている方も多いはず。

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静かな版画に美しい色を乗せていくスタイル、哲学的ともいえるタイトルづけ。近松さんの作品は、どこにもない、誰とも違う、オンリーワンのスタイルです。

さらに、その静かな作品とうらはら?の、気さくで楽しい性格が、パンオスリールとウマが合い、今年もたのしい2週間になりました。

 

●今年も美しい作品がそろいました・・・・・

「今年も始まったのね」という声を多く聞きました。3回目の展示は、楽しみに待っていたお客様も増えました。

 

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 その他の作品については、近松さんのInstagramをぜひフォローしてください! https://www.instagram.com/chicamatsu_motoko/?hl=ja

 

●今年お初のガラス作家さんとのコラボ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

壁面いっぱいの大作は圧巻。それに加え、今年は、手のひらに乗るサイズの作品は、ガラス作家、浅野ちか子さんの額におさまり、さらに愛らしさを増しています。

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●西村公一氏とのコラボTシャツの実現・・・・・・・・・・・・・・

今年のもう一つの話題は、Tシャツ。盟友・西村公一さんが毎年手がけているモルガンのハートTシャツに、近松さんの版画をコラボした商品が発売されます。

銅版画の凹凸も見事に再現され、なかなかの仕上がり。

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●今年もファンが増えました・・・・・・・

近松さんの東京の知人やファンの皆さんに加え、年々、ファンの方が増えている実感。

今年は小さなお客様や、パンオスリールで個展を開催した皆さんも駆けつけました。

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会期中、神戸と東京を行ったり来たり。短い在京日数にもかかわらず、いる日はモーニングから閉店まで、朝ご飯、昼ご飯、夕飯までパンづくしの近松さん。最終日にはたくさんのパンをスーツケースに詰めて。。

 

 

その後、東京と神戸は行き来できない自体となりました。早速、通販でもご注文いただき、さりげない気遣いがうれしい、心優しい近松さんです。

彼女の真摯で丁寧な作品への向き合い方は、そんなところが由来しているのかなと思う今日この頃です。

また来年、さらなる進化を楽しみに。

 

 

作家より・・・・・

近松素子展 エブリデイ、フォエバ(everyday, forever) vol.3に寄せて
今年でパン・オ・スリールでの展覧会は3回目になります。銅版画によるモチーフ達は相変わらずふわふわと画面に浮いております。彼等が何を探して、何処に居場所を見つけたのか。そしてまた何処へ向かうのか。移りゆく日々と、変わらぬ思いを重ね合わせつつ、焼きたてのパンとお茶を楽しんで頂ければと思います。
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19年秋・大阪と20年2月・銀座での個展では、自分にとっての版表現に、改めて問いただすところもあり、リスタートになる展覧会でした。
世の中は絶えず動き、変わらないものもある中で、私はまた新たな居場所や流れる風景を探し出しています。もうそれは始まっていて、版を使い紙に落とし込んでいます。
今回の展覧会は、改めての最初の第一歩。どう踏み出せるか、私自身も楽しみたいと思います。
 
パン・オ・スリールもまた、進化しながらも変わらぬ居場所で私を迎えてくれるのです。
 
 
主な個展
ギャラリー白(大阪)’90 ’99 ’00 ’04 ’07 ’09 ’11 ’13 ’15 ’17 ’19

Oギャラリー(東京)’08 ’10 ’12 ’14 ’15 ’16 ’18 ’20

OLD BOOK & GALLERY SHIRASA(神戸)’11 ’12 ’13

ギャラリーアライ(兵庫県西宮市)’16 ’18 

他多数

 

主なグループ展

小さな版画とフレーム展(梅田蔦屋書店)

Internatinal Print Exchang programme(インド)’17

ギャラリズム in 中津(大阪・ギャラリー白より出品)’17

いきづく空間(大阪)’05〜毎年

アトリエ凹凸展(西宮・大阪・東京・仏・露)’93〜毎年

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