【報告】ギャラリー76徳治昭童画展 ほっこりワールド

 

 2020年1月28日~2月8日

冬まっさかりの1月末からの2週間は、心が温かくなるカラフルな童画展が開催されました。

関西を中心に活動する童画作家 徳治昭さんの描く動物たちは、絵本から飛び出したような世界。アクリル絵の具を使用しマチエールのある重厚なタッチながら、可愛いくてほっこりです。

何より、その色彩が、すばらしい。元気いっぱいの冬を運んでくれました。

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●徳さんて、どんなアーティストなの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

店内の大きな絵を目にした途端、お客様みなさんが「どこかで見たことのある・・」と口々に。

徳治昭さんは、童画家として展覧会を開催したり、絵本を出版すると同時に、フリーのイラストレーターとして、広告のイラスト・企業のキャラクターデザインなど数多く手がけるアーティストなのです。特に私たち誰もが馴染みが深いのが、宝くじのイラストです。年末ジャンボやサマージャンボ宝くじなど、宝くじを購入していなくても、駅やコマーシャルなどで、一度は見たことのある人も多いはず。

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歌手の天童よしみさんと、コラボ作品「炎」を見る天童よしみさんが表紙になった八尾市の広報誌!

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●遠足の朝みたいにわくわくの搬入・・・・・・・・・・・

パンオスリールの展示搬入は、定休日の月曜日にすることが多いです。この日、徳さん夫妻は、大阪から乗ってきた車に満杯の作品とグッズたちを詰め込んで、予定より早く到着。「遠足の朝みたいにわくわくしてしまって」と、パン屋での展示を楽しみにしてくれていることがとてもうれしいパン屋でした。

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●店内をほっこりワールドに変身させたあたたかい作品たち・・・・・・・・・

主にアクリル絵の具を用いた、分厚く重厚なタッチ。鮮やかな原色使いながら、心の奥に届くような、ほっこりとしたあたたかさが特徴です。ひとつひとつの主人公の表情の豊かさが、そうさせているのだと思います。

中には、子供のタイツを貼り付けて、立体的な動物にみたてた作品も。自由な手法が、童画の守備範囲?を広げているようです。

徳さんに、童画とは、子供を対象にした作品のことなのですか?と聞いてみました。答えは、もちろん、子供に見てもらうものだが、大人が子供の心になって見てもらうことも想定してます。とおっしゃっていました。

遠い昔、どこかで見たような、ずっと自分を待っていてくれたような気持ちにさせる動物たちです。

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中には、絶滅危惧種・ジュゴンをモチーフにした作品も。環境問題や社会問題を、童画というメディアを使って、啓発活動もしている徳さんです。

周りを囲むのは、徳さんのライフワーク的なスタイル「手乗り・・」の動物たちです。

 

●評判を呼んだグッズ これはほしい!・・・・・・・・・・

店の入り口付近の飾り棚には、気軽に購入できるポストカードやぬいぐるみ、絵本などが並びました。歯ブラシもいいですね。

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●毎日在廊。新記録!・・・・・・・・・・・・・・・・

今回は、偶然にも、麻布十番のパレットギャラリーで、このあとすぐにもうひとつの個展を開催することになった徳さんは、しばらく東京に滞在することになりました。そこで、搬入時の予告通り、毎日、パンオスリールに在廊しました。一日も欠かさずに在店したのは76回のギャラリー史上でも新記録かもしれません。

毎日パンを食べ、お茶を飲み、そして本当にたくさんの方が訪れました。「徳さんに会える」と、ユニークな顔ぶれが次々とやってきました。作家仲間はもちろんのこと、テレビのヒーローもの、戦隊ものの役者の方々、大好きなプロレス関係の方々など、その交際範囲の広さと楽しさにびっくり。

詳細は徳治昭童画館のページをご覧ください!https://www.facebook.com/tokudougakan/posts/2896488813724150

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●また帰ってきます・・・・・・・・・・・・

あっという間の2週間。関西には馴染みも知り合いも少ないパンオスリールで、お会いするまではドキドキでしたが、

毎日のちょっとしたおしゃべりや、何より作品たちが、東京のパン屋と、大阪のアーティストを楽しくつないでくれたようです。

また会いましょう、また一緒にやろうねと約束をし、アーティストは、次の個展へ旅立っていきました。

 

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徳さんからのメッセージ・・・・・・

パン・オ・スリール個展、全日程終了致しました。

お越し頂いた皆様、本当にありがとうございました。

東京でカフェでの展示は初めてで、カフェという空間で1日数時間といえど全日程滞在したのも初体験でした。これはスケジュールの重なりで偶然の産物ではありましたが、結果的に僕自身、とても勉強になりました。

中々普段の会期ではお客様とゆっくり、しかもパンとお茶を頂きながらというのはあまりない体験で、色んなお話が聞けてとても刺激的でした。

会期の成功はお店の雰囲気、オーナー、スタッフの皆様があってこそ。とても優しく接して頂き、まさしく人が人を呼ぶ空間でした。

そして、僕を呼んでくれた大阪時代からの友人でハートアーチストの西村公一さん。本当にありがとうございました。展示は彼にバトンタッチされ、11日からパン・オ・スリールはハート一色になることと思います。
是非ふらりと観に行ってください。大阪の友人と東京で連続開催。不思議なものですね。

また、帰ってきたい、そう思いました。
展示は麻布十番に続きますが、とてもいい刺激、勢いを頂きました。

携わったすべての皆様に感謝!

徳治昭童 大阪府在住。童画家・イラストレーター
童画作品を発表し、全国を展覧会で巡回。キャラクターデザイン・絵本・宝くじイラストなど幅広く活動。

https://www.facebook.com/tokudougakan/ 徳治昭童童画館

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