【報告】ギャラリー５４いちまいの手紙から～共感の贈り物2018年１１月　

2019年1月2日

２０１８年１１月２７日～１２月１日

主催　　きりん舎

共感コミュニケーションや優しさをテーマにしたワークショップ、アートの展示を開催しました。

人と人の関係性や人生をより豊かにする在り方、対話法でもある“NVC（非暴力コミュニケーション）”を取り入れたワークショップやアートを、美味しいパンやお茶と共にお届けすることを目的に、５人の女性が、心あたたまる１週間を演出してくれました。

展示作品の数々

ほっこりとしたイラストや、いつも共感カフェで使用しているコミュニケーションカード、ＮＶＣに関する書籍、ジャッカルとキリンなど、ＮＶＣがコミュニケーションツールとして展開する様々な表現。今回は、ギャラリーの作品としてお目見えです。

期間中は毎日、ワークショップを開催しました。

Vol.1 　11月27日（火）－－－－－－－－－－－

☆ラブ❤スマートカードを使って、ほ・めーるを書く〜いのちにつながるコミュニケーション極意♪ 　案内人：龍村ゆかり（るりら）友達や家族を褒めるって難しい、って思っていませんか？　褒めて育てるっていわれても…ついつい叱っちゃうし。。。自分自身を認める、ってことも苦手。。。出てくるのは評価の言葉だったり。。。そんな時、このラブスマートカードがお役に立てるかもしれません。共感的コミュニケーションNVCの基本要素を使って、ちょっとした小さな褒め言葉を探すお手伝いを。

Vol.2　　11月28日（水）－－－－－－－－－－－

未来の私へ – こころ深く、夢を紡ぐ- 案内人：今井麻希子（こまき）どんな新しい年を、迎えてゆきたいですか？これから始めたいことについて、本当はどう感じているのでしょうか？ニーズが明確になり、大切なことが明らかになると、現実も動き出します。このワークショップでは自分自身のこころの声に共感を届けながら、未来の夢を描いてゆきます。

Vol.3　　11月29日（木）－－－－－－－－－－－

美味しい手紙、やさしいパン〜感情とニーズを味わう　案内人：栗山のぞみ NVCの４つの要素のうち「感情」と「ニーズ」に着目します。ほんとうは感じていたのだけれど、忙しかったり、他に気を取られてあまり味わうことのなかった自分の感情、ニーズを、参加者どうしで助け合って見つけ出しました。そして、それらを「手紙」の形にして贈り合うと何がおこるでしょうか？

Vol.4　　11月30日（金）　－－－－－－－－－－－

心にのこる手仕事の時間 with 封筒の家プロジェクト案内人：坪谷彩子

共感コミュニケーションのちいさなワークを通じて、いま大切にしている想いに繋がりながら、ステンシル技法によるアートを楽しむ手仕事の時間です。大人も子供も、工作に夢中。楽しい時間が過ぎていきました。

東北、首都圏、インドなど旅してきた”封筒の家プロジェクト”への参加を通して、未知のひとへ封筒を贈る替わりに、気に入った封筒を持ち帰る、想いを次の方へ贈る循環する参加型アートです。木槌でトントンと一軒の家を建てるアートワークは、どなたにもお楽しみいただけます。 ”未知のひとへ旅立たせる封筒の家を一軒”、”ご自身に宛てたポストカード１枚”を制作しました。ポストカードと未知のひとが制作した”手元に置いておきたい封筒の家を一軒”お持ち帰りいただきました。

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いくつかのワークショップでは、最初の30分間で「NVCへのお誘い」と題して、NVC（Nonviolent Communication、非暴力コミュニケーション・共感的コミュニケーション）の基礎を解説し、NVCおよび、NVCが紹介する共感に初めて触れる方も対象にしました。

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【NVCとは】アメリカの臨床心理学者、マーシャル・ローゼンバーグ博士が体系化した、自分自身と、相手を大切するコミュニケーション方法Nonviolent　Communication（非暴力コミュニケーション）。キーコンセプトが”共感”であることから、日本では”共感的コミュニケーション”という呼び名でも広まっています。NVCでは、「観察」「感情」「ニーズ（必要）」「リクエスト（お願い）」の４要素に注目しながら、自分の、また、相手の内側にある大切な思いを丁寧に扱い、ともに平和を創り出します。親しい間柄だけでなく、学校、ビジネス現場、国際会議での合意形成、紛争解決、内戦後の国づくり等でも用いられています。

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開催者プロフィール

【企画・主催】 きりん舎　kirin_sha＠outlook.jp きりん舎とは：今井麻希子、柴田夏子、龍村ゆかり、坪谷彩子、栗山のぞみによるユニット名。それぞれの立場、コミュニティ、方法でNVCをベースとした共感的コミュニケーションをシェア、実践している。