【期間】2018年10月2日(火)~10月27日(土)
【主催】ki&、パン・オ・スリール、フェアウッド・パートナーズ
森を壊さない、産地や作り手が明らかな木材の使い方をお勧めする「フェアウッドカフェ」、店内の内装や家具にフェアウッドを取り入れているパン・オ・スリールとのコラボレーションでの展示・販売会の第5弾。
今回の展示のテーマは、東京からほど近い埼玉県飯能。西川材と呼ばれる良質な杉、ひのきを育て、家づくりをする林業家と、その材を活用して、生活に密着した様々な提案をし続ける活動。パンオスリール店内では、おしゃれでかわいいグッズをたくさん展示販売し、木とともに在る暮らしを提案しました。
●西川材とは?-----------------------------
埼玉県の南西部、入間川・高麗川・越辺川の流域を「西川林業地」と呼んでいます。
この付近には「西川」という地名はありませんが、江戸時代、この地方から木材を筏により江戸へ流送していたので、「江戸の西の方の川から来る材」という意味から、この地方の材を「西川材」、また、その生産地であるこの地方が「西川地方(西川林業地)」と呼ばれるようになったそうです。現在も、若い林業家が、ていねいに手入れをされた良質な杉・ひのきを供給し、美しい森を育てています。
飯能市は、森林文化都市として、エコツアーやハイキングなど、森を楽しむイベントもたくさん開催されています。
詳細はこちら
フォレスト萩原 http://foresthagiwara.com/index.html
森の市場 http://www.morinoichiba.net/activity/
●雑貨&カフェ KINOCA--------------------------------
西川材の魅力を多くの人に伝えるため、アンテナショップ・「KINOCA」、DIYで好きな家具を自分で作れる「木楽里」があります。
KINOCAは、株式会社木紡と木楽里が協働開発が開発した、西川材を使ったステーショナリーやファッショングッズ(ki&)を購入したり、おいしいランチをいただくことができるカフェを併設し、情報交換の場所にもなっています。
http://kinocaori.com/index.html
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★訪問日記 お天気のいい定休日。パンオスリールから飯能へ、ミニ遠足にいってきました。
都内から車で2時間ほと。杉・ヒノキの豊かな森が見えてきたら、広々とした敷地に、カフェKINOCAがあります。
店内は、ヒノキや杉をふんだんに使用した、木の香りがいっぱいの空間です。天井から下がる灯りは圧巻。
近くの家族連れなど、ちょっとおしゃれなランチタイムを過ごしにきていました。
枝をそのまま活用したベンチ。これは、贅沢!
散歩の達人でも熱く紹介されています。
ki&のグッズをゆっくりと手に取って選ぶことのできるショップを併設。床をくりぬいたディスプレイも必見です。
林業家の社長が手掛ける手打ちそばつきランチ。林業が忙しい日はありません。限定です。おいしい。
萩原ご夫妻。木紡の社長・KINOCAの店長である奥様と、フォレスト萩原の社長
隣接した作業場では、バーベキューが開催され、地元の方たちが楽しい休日を過ごしています。
こちらも隣接のショールーム。
西川材の良さ、そして、現代のニーズに合わせた新しい木の広め方の提案について、ゆっくりとお話をお聞きしました。
都内で広めたい、「はしらベンチ」は、おもしろいアイディア。乾燥中の木材をそのまま使用し、ベンチとして貸し出しをする試みです。
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●パンオスリールの展示の数々-----------------------------
さてさて、パンオスリールでの展示です。
広い壁面には、学生さんも参加したという&KIのブランドイメージを表現したパネル。西川材についても知ることができます。
今回、パン屋のお客様も皆、一番関心の高かったのが、木からつくられた布。トートバッグやタオル、ハンカチなどのグッズとともに、どのようにして木が繊維になるのか、わかりやすく紹介したコーナーを設けました。
「木と思えないわね」「珍しい」「おもしろい」という声をたくさん聴きました。
飯能市の楽しいイベントや、DIYのできる木楽里など、飯能にいきたくなるパンフレットを手に取れるコーナー
木の繊維とともに、評判が高かったのが、この灯りです。窓際に並んだ灯りに、「外から見ても雰囲気が素敵になったのがわかる」などの声を聴きました。木を通した光は、あたたかく、店内を照らしました。
その他、たくさんの小物達。
●ワークショップ---------------------------------------
最終週の10月24日。楽しいワークショップを開催しました。西川材のヒノキから抽出した天然成分100%アロマオイルを使ったアロマミストと、ヒノキの枝を使った モビール(飾り)づくりのワークショップを開催しました。
オープニングは、フォレスト萩原の萩原社長から、私たちとつながる「西川材」の森のおはなし 。まずは飯能ってどこにあるの?というお話から、西川材の歴史、森の手入れの話など、楽しい紙芝居でお話しくださいました。
お待ちかねのワークショップは、森の香りに包まれるヒノキのオリジナルアロマミストづくりと、世界で一つのモビールづくり。ふたつの体験ができる贅沢な時間です。
ヒノキの他にもユーカリ、ラベンダーなど香りを使って、お好みでブレンドします。 リフレッシュは もちろんソファや空間の消臭にも使えるオリジナルアロマができました。
モビールキットを使い、ヒノキの枝と三角や丸、お家の形のパーツにペイントして、世界で1つのモビールをつくりました。バランスが難しい。
作業終了後は、パンを囲んで、森の話の続きを・・。
●かかわったたくさんの陽気な仲間たち-----------------------------
打ち合わせから展示期間を通して、フェアウッドの皆さん、飯能の皆さんが、続々とご来店。楽しい情報交換をすることができました。
●フェアウッドについて---------------
パンオスリールのパンは、世界遺産「白神山地」の腐葉土から生み出された野生の酵母「白神こだま酵母」でつくられています。森の恵みをいただいて、日々パンを作っていることから、開店当時より、森を守る活動に協力をさせていただいています。店内の内装・家具も、西川材をはじめとした、こだわりの国産材を使用しています。
パートナーは、フェアウッドパートナーズ。合法で持続可能な木材の調達を広めるため、情報提供や相談対応をしているプロジェクトです。フェアウッドパートナーズが取り組んでいる「フェアウッドカフェ」では、国産の食器や道具などの紹介と流通を応援することで、私たち一般の消費者が、伐採地の森林やその周囲に暮らす人々に配慮をした木材とともに暮らすことの大切さを広めています。パンオスリールの店内では、常時、全国から届いた素敵な木の食器やおもちゃを販売しています。お店に入って右側の飾り棚です、ぜひ手に取ってご覧ください。
パンオスリールのできるまで http://pain-au-sourire.jp/?cat=10
フェアウッドパートナーズ https://www.fairwood.jp/
フェアウッドカフェ https://www.fairwood.jp/cafe/news/nishikawa1810.html