8月9日(土)、パン屋で落語「第1回スリール亭」が、盛況のうちに終了いたしました。
そもそも、なぜパン屋で落語??
遡れば、2013年秋も深まったころ。パン屋の新店舗の場所が決まった時、思いがけず広い空間を活用し、ギャラリーやイベント、教室、ミーティングなど、いろいろな人が集まって知り合ったり発信したりする場所にしたいという気持ちがありました。
すぐに落語を思いついたわけではないのですが、老若男女、誰でも利用するパン屋で、スリール(笑顔)を生み出すというコンセプトに合うもの、しつらえが簡便なもの、おもしろいもの・・ということで、3年前からプロボノサポーターとしてコンセプト作りやデザインをかってでてくれている「パン・オ・スリールデザイン部」の皆さんと相談の結果、落語にいきあたりました。
噺家さんは、いきのいいひと、上り調子の人、雰囲気をつかめるひと、スケジュールが取れる人、パン屋でやってくれる人・・などなど、スタートまではいろいろと大変。。。開店から半年になる8月、様々な方のボランタリーな協力で、本番をむかえることになりました。
7月ろべえさんを囲んでのうちあわせ。右は三田会の小澤さん
デザイン部の本領発揮。手書き風でパン屋らしく、あたたかい雰囲気のちらしはすぐに完成しました。また、ウエブの申し込みフォームもあっというまに完成。
8月。落語文字が書かれた「めくり」が完成。
いよいよ当日。
店内は、内装工事の時から、店全体をイベントで使えるよう、可動式になっています。デザイン部!?の方々の準備で場面展開はスムーズ。
いよいよ開演。お着物でお越しいただいた方もけっこういらして、場の雰囲気が盛り上がります。
高低差のある店内をうまく使って、客席を。高座をぐるっと囲んでぎっしりのお客様です。スタッフ含めて70名ほどが、柳家ろべえさんと、ゆう京さんの噺にひきこまれ、大笑いの一夜となりました。
最高齢は97歳の近所のおばあちゃま。おしゃれをして楽しんでくださいました。「ろべえさんのサインほしいわ」と乙女な感想。
スタッフも店主も、キッチンから楽しんでいます。
終了後は、高座のうしろに並んでいたたくさんのパンを皆で囲みながら、噺家さんと歓談する懇親会。これがまた、楽しかった。
お客様の様子は、ブログ「パンを食べる人々」でご紹介します。
次回は10月16日平日。お楽しみに!