【ギャラリー83】オノマトペ × テキスタイル × 絵本 「てふ ひらり はたり」の世界~スゲノマロ × A.B.Mimura

2020年6月9日 ~ 7月4日

2020年6月、1ヶ月にわたり、スゲノマロさんと A.B.Mimuraさんの二人展が開催されます。

様々な表現で次々と個展を開催しているアーティスト・スゲノマロさんの鮮やかなデザインと、編集者として言葉にこだわり続けてきたA.B.Mimuraさんが紡ぐ、オノマトペ(※注)の世界に、ひたってみてください。絵本はもちろん、様々なオリジナル雑貨なので、グッズも楽しみ。

パンと作品をセットにして、通販も限定販売を企画しています!

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 作家より・・・・・・・・・・・・

 

 

 スゲノマロさんと作るオノマトペの絵本を考えていたときに、出会った文字。

 

  喵

 

中国語で「ミャオ(miāo)」と読みます。そう、日本語の 猫 に似ていますね。

 

てくてく、ふかふか、ざぶーん…

5,000を超える日本語のオノマトペに対し、中国語は約300語ほどらしいです。

 

その時、友人の順子さんが、さらりと中国語で発音してくれました。

ダメもとで、対訳をお願いしたところ快諾。

「完全な翻訳ではなく、世界観を伝える文章に」

そうして、絵本作りの終盤、ステキな中国語が加わりました。

 

絵本の中のことばに、「雨が降った(下雨了)、雪が降った(下雪了)」があります。

オノマトペの絵本ということで、音の響き、音色(音韻)も考えられているのがわかります。

 

日本語のオノマトペからはじまった文が、スゲノさんの美しく艶やかなテキスタイルデザイン、そして中国語と世界が「ぐーん」と広がりました。

 

絵とデザインの美しさ、オノマトペの響き、シンプルなことば、中国語への広がり…気にいっていただけたら、とてもうれしいです。

 

A.B.Mimura

 

 

◆出展者プロフィール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

sugenomaro  スゲノマロ/画家、イラストレーター

 

1982年福島県生まれ。福島、東京を中心に展示会を開催。

漆黒ドローイング、イビツなハリ絵、極彩色テキスタイル 。ニッチな雑貨、ナンセンス絵本。

https://www.sugenomaro.com/

 

 

A.B.Mimura ミムラアキコ/企画・編集・執筆

 

福島県生まれ。出版社を経て、販促物企画・制作、機関誌編集などに携わる。

2018年3月、初めての絵本『きいろいくものすのおはなし』を発表後、画家sugenomaroと出会う。

2020年6月、本づくりの日常を綴ったHP「blue butteflies」を open。

https://bluebutterflies.amebaownd.com/  (準備中)

 

 

 

※オノマトペ(仏: onomatopée)とは、音を人間の言語で表現した言葉の総称です。擬音語(ワンワン、がたんごとん)・擬態語(にっこり、てきぱき)などに区別されます。世界各国で表現は多種多様ですが、日本語は、年代を問わず、最も多くのオノマトペが使われる言語のひとつとして知られています。

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